とくよしみねの「なぜ生きる」

「私はなぜ生きるのか、何のために生まれてきたのか、どこに向かっているのか、そして、どう生きるべきなのか」これらの問題について仏教および浄土真宗を基に気ままに思いつくまま書きます。  mail:aim_in_life(アットマーク)hotmail.co.jp

小林一茶

雀の子 そこのけ そこのけ お馬が通る

やせ蛙 負けるな一茶 これに有り

 

浄土真宗に生きた俳人小林一茶

知らなかったですね。世の中には本当に沢山の妙好人がみえます。

 

別のブログでは、日本のゴッホと言われる棟方志功をご紹介されています。

棟方志功については後日触れるとして、小林一茶という方の人生も大変なものでした。お金に苦労し、子供や奥さんに先立たれ肉親とは財産争いをしました。

 

「ともかくも あなた任せの 年の暮れ」

(『おらが春』1819年12月29日作 あなた:阿弥陀さま)

 

たゞ自力他力、何のかのいふ芥(あくた)もくたを、

さらりとちくら(日本海の果)が沖へ流して
さて後生の一大事は、其身を如来の御前に投出して、
地獄なりとも極楽なりとも、あなた様の御はからひ次第、
あそばされくださりませと、御頼み申ばかり也。
                  『おらが春』
 
このように阿弥陀様のことを称えながら、生死の苦界を生きられたのです。
ただ、生涯をいろいろ調べてみると本当に大変な人生を歩んでいるのですが、一方で精力的に生きたのだなあということも記録されています。
個人的な感想ですが、本当に自由に生きられたのだと思います。
どうも今の時代も小林一茶のような自由な生き方をされている人はいるのかもしれませんが、根底に流れる阿弥陀様のことがすばらしいですね。
御本願に生かされた64歳の人生でした。