最近、高森顕徹会を退会された方達に会う機会がありました。
私は知らなかった方達でしたが、どこかで何度も見かけていたかもしれません。
私も退会した当初、おっかなびっくりでどこのご法話を聞きに言っても「もう、騙されないぞ」と警戒ばかりしていました。
未だに高森顕徹会にいた当時のことを思い出しては、パニックまではなりませんが、なんとも言えない気持ちになります。
怒りというか、後悔というか、そんな感情が渦巻きます。それでもそこで過ごした時間は紛れもなく私の人生の一部なのです。
浄土真宗というものを知ったのも会に入ったからで間違いありません。
そのことは否定できるものではありませんが、自慢できるかというとちょっと世間様に大手を振って言えるものでもありません。
退会者は、ちょうど北朝鮮から帰ってきた人たちとよく似ているのかもしれません。
将軍様は絶対で逆らうなんてあり得ない。
まして、裏切るなんて死刑になっても不思議ではない。
これを会に当てはめれば、
会長先生に逆らうなんて絶対あり得ない。
会長先生を裏切ったらもう今生で救われる術はなくなり、地獄一定である。
ところが何かのきっかけで真実を知らされ、我が身のしてきたことに愕然とします。騙されていた、なんと言うことか、自分を責めてしまうこともあるでしょう。
それでも後生の解決、何とかしたいと会を退会しても幸せを探し回る姿は、脱北者に似ていると思います。
本来、宗教は自由であるはずで、己の技量に合わせた求め方があるはずなのです。お釈迦様は対機説法をされています。当たり前ですが、修行の出来ない人に修行をせよというのは単なるいじめであり、そんな宗教家はインチキとしか言いようがありません。
お金をお布施してくださいと言われても人それぞれの財産状態があります。それを無視して一人幾ら以上お願いしますなどと言われたとたん、ちょっと引いてしまいます。
ましてや相続で財産が入ったんだから沢山お布施しなさいなどと言われた人がいましたが、無茶苦茶です。
それでも宿善になるならと、宿善の本当の意味も分からずとにかく布施は良いことだと言われその通りにお金を出す、教えを利用してお金をむしり取るのは詐欺に近いでしょう。
いや、少なくとも真実をしっかり説かれるならまだしも、将軍様は世間の白を黒と言っているが世間が間違いで白は黒なんだと、浄土真宗の教えも適当に自分の都合の良いようにねじ曲げて会員に伝えているのです。真実は高森会長しか説く人はいないとマインドコントロールされているのですから、やはり北朝鮮と同じでしょうね。
人のことばかり言ってますが私も脱北組ですので同じなんですけどね。
その上で、高森顕徹会から本願寺などの教えに握り替えるだけでなく、どんな教えなのか、阿弥陀様の御本願はどういうものなのか、仏願の「生起」は高森顕徹会で嫌というほど聞かれたはずですので、「本末」の方をしっかり聞かせて頂きたいものです。
現在、ただ今、落ちるそのまま、阿弥陀様は待って、待って、待ち続けています。
まだか、まだか、早く来い、早く来い、どうかお願いだから、迷いの世界を出てこい、間違いはない、必ず助ける、欲と怒りの心で苦しみの世界に落ちるのは自性、それをそっくりそのまま救ってやるから、早く来い、早く来い、そのまま来い、・・・・。
御念仏は証拠だ、南無阿弥陀仏が信心だ、南無阿弥陀仏を称えよ、必ず救う。
血の涙を流されているのは阿弥陀様、こちらはボンクラです。
それでもこのボンクラが大好きだと言われるのです。申し訳ありませんね。