とくよしみねの「なぜ生きる」

「私はなぜ生きるのか、何のために生まれてきたのか、どこに向かっているのか、そして、どう生きるべきなのか」これらの問題について仏教および浄土真宗を基に気ままに思いつくまま書きます。  mail:aim_in_life(アットマーク)hotmail.co.jp

生死の一大事よりロシアや中国の方が怖い!?

ロシアがウクライナを2月24日から攻撃しています。 大々的な戦争が始まっています。 多くの人も既に亡くなっています。 どうしてこんなことが起きるのか。 プーチン大統領一人が悪いのか。全ての物事は縁起の法によって引き起こされます。 そこに人の意思…

男女平等?

今回はかなり私見が入っていますが、ちょっと気になっていることですので書いていきます。 男女平等やジェンダーフリーという言葉を最近特によく耳にしますが、その言葉の捉え方は人それぞれだと思います。 そもそも男と女の違いはなんでしょうか。 決定的に…

お浄土とは

新しい年が始まりました。 中国で始まったコロナは人類をあざ笑うかのように変異し翻弄します。 この先どうなるかは、それこそ神のみぞ知るでしょうか。 さて、そんな暗い話ばかりでは嫌になってしまいますので今回はお浄土について考えてみます。 まず、地…

善知識とは

善知識という言葉があります。 正しい道を教えてくださる知識のことであり善友とも言われます。 また、反対に間違った道に導くものを悪知識と言います。 当たり前ですが正しい道とは仏教で言う悟りに導くための道であります。 悟りとは、これも簡単に説明で…

今、臨終の人に何と声をかける?

今、臨終を迎えようとしている人に何と声をかけるか。 ちょっと考えてみます。キリスト教やイスラム教はどうでしょう? 「アーメン」でしょうか?「アッラー」でしょうか? その言葉で救われていくのでしょうか。 神をアッラーを「信じなさい」と言われてい…

選挙

この10月31日、衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官国民審査がありました。 選挙結果は、自由民主党が単独過半数を獲得しました。 選挙は我々有権者が国の行く末を国会議員に付託するものです。 いわばお任せする訳です。 自分では出来ないことを国会議員にお…

ガイロク(街録)

youtubeで最近ガイロクchというチャンネルが人気のようです。 NHKでガイロクという番組がありますが、それのもっと赤裸々なものです。 とてつもなく悲惨な人も多く出ています。 自ら望んだわけでもないのに生まれ落ちたところがそういう所だっただけと片付…

死ぬる時節には、死ぬがよく候

武漢コロナが変異してさらに猛威を振るっています。 連日、マスコミはコロナ対策の杜撰さを指摘し、政権の足を引っ張ろうとしています。 しかし、コロナによる死者は少なく、ほとんどが軽症のため若者は暗にコロナを無視しているようにも思います。 一部の心…

長者窮子の譬え

今回は、S会でも昔はよく話された「長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の譬え」について書きたいと思います。まずは根拠聖典である法華経から引文します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・要約法華経信解品(しんげほん)第四 そのとき、…

群盲象をなでる

「群盲象をなでる」と言われるお言葉があります。 仏教経典だけでなく他の宗教でも扱われています。 簡単に書きます。 あるところに多くの目の不自由な方がいました。 その人たちが象をなでてその姿について話しています。 象の牙をなで「象は杵のようなもの…

南無阿弥陀仏のお徳は分かるものではない

どうも最近の世の中はお念仏(阿弥陀様)のお徳についてあまり評価していないような気がしてなりません。 称名念仏の軽視や大行(阿弥陀様の行あるいは諸仏の行である称名)も働きを限定的に考えているような気がします。 お念仏の軽視については、高森顕徹…

自分の心の壁を乗り越える

宗教をやっていて思うのは、現代はあまりに偏見に満ちているということです。 カルト宗教と呼ばれるものだけでなく既存の宗教についても無批判に受け入れ信じている姿は愚か者に見えるのでしょう。 宗教に頼っている人は弱い人であり、また、愚か者という印…

新年度

失礼しました。 書きかけの記事が何故かアップされました。 ご容赦下さい。さて、仕事や学校の関係か日本の制度か4月は新しい年度の始まりとして気分が一心されます。 残念なことに武漢コロナも相変わらず消えることなく、今後はこの忌まわしいウィルスとの…

東日本大震災

2011年3月11日 この日は本当に大変な日でした。 大きな地震に加え津波、その後、福島第一原子力発電所の爆発事故による放射能汚染被害が発生しました。 この地震と津波により多くの命がなくなりました。 中でも大川小学校の児童と先生のほとんどが津波にのみ…

梵天勧請(ぼんてんかんじょう)

お釈迦様はお悟りを開かれた後、しばらく悟りの境地を楽しまれました。 そして、この悟りの内容は迷いの世界にいる衆生にとても信じられるものではないと思われ、解脱(涅槃)に入ろうとされました。 私には全く自覚がありませんが、それほど私達に絶望された…

原理主義

原理主義という言葉があります。 「ファンダメンタリズム」と言い、もともとアメリカ合衆国の保守的プロテスタント派が1920年代に使用したキリスト教の神学用語です。 今日、「原理主義」という言葉はマスメディア等において広く流通しており、宗教学や社会…

自分の死は常に遠い

新型コロナが原因で私の回りの人で病気を異常に怖れてほとんど外出しない人もいます。 病気になって酷くなって死んでしまうかもと思っているのでしょう。 緊急事態宣言が出る前は町中に普通に人がいたのですが、再度の宣言により今はやはり少なくなりました…

厳粛な事実

新年を迎え、今年も命のある限りよろしくお願いします。さて、この世の中の事実とは何か。 私のこの濁った二つの眼で見ているものが本当の事実なのか。 二つの眼は事実を正確に把握することが出来るのか。一体事実とは何か。 もともとはラテン語からで、「神…

クリスマス

もうすぐクリスマスです。 真宗門徒としてクリスマスをどう過ごすのか悶々とします。 恋人や子供がいる場合、普通の家庭行事として皆で楽しくパーティを開くことは問題があるのでしょうか。 原理主義的に言えばキリスト教の信者でもないのですから、クリスマ…

「貴方は地獄行きだ」と言うと「機責め」と言われることについて

言葉と言うものは本当に難しいものです。 今回は、機責めについて考えてみたいと思います。ご存じのように機とは私たち人間のことを言います。 心と体を含めた私をひっくるめて機と言います。 私達は外からの影響でいかようにも動く機械のような者なので「機…

自分が思う幸福になるために努力することしか出来ない

山に登る人は多いと思います。 山の頂上は大変気持ちが良いところです。 山に登ったことのある方は分かると思いますが、山に登る前から本当に楽しい時間です。 登る途中は苦しい時間ですが頂上に着いてその疲れが癒されます。 しかし、それは一時的なことで…

後生の一大事

「後生の一大事」と言うと最近はあまり聞き慣れない言葉となっています。 高森顕徹会の関係者なら普通に理解出来る言葉でも世間一般ではあまり聞き慣れない言葉というのが近年の私の感想です。 お寺のご法話の演題にもなかなか「後生の一大事」と銘打ったも…

霊鷲山

シルクロードさんがインドに行かれたと言われましたので、私もインドに行った時のことを少し書きます。 王舎城と言われるお城がお釈迦様の時代にありました。 現在もその遺跡がインドの東北部、ビハール州の真ん中あたりにあります。 残念ながら発掘など考古…

勉強会の感想

無事、飛雲さんをお招きして勉強会を行うことができました。 飛雲さん以外に退会者が1名と不肖私が感話を行いました。 三人三様でそれぞれ個性があったと思います。 飛雲さんからは親鸞聖人のお言葉を根拠に何が正しくて親鸞会の何が間違いなのかしっかり教…

勉強会のお知らせ

とくよしみね からのお知らせです。 近年夏に勉強会を行っていましたが、今年も行うことといたしました。 今回はブログ「飛雲」の管理人さん、飛雲さんを呼んで行います。 それ以外に退会者1名と不肖私が感話を行います。 日程は以下の予定で行います。 10時…

新型コロナウィルス

新型コロナウィルスが猛威をふるっています。 現在生きている私達にとって、新型コロナウィルスはこの世で初めて経験する大きな災難と言えるでしょう。 何故なら現代日本人の多くは戦争の経験も、疫病や飢饉の経験もほとんどありません。 だから、このウィル…

当面読みについて

浄土真宗には当面読みという言葉があります。 あまり聞き慣れない言葉です。 調べてもあまり出てきません。 21世紀の浄土真宗を考える会 くらいです。 そこにも書かれていますがお聖教を普通に読む、書かれたままを通常の読み方で読むというものです。 英語…

自ら不幸になる道

最近新型コロナの影響でテレビも再放送が多いです。 再放送でも良い作品はたくさんあります。 私は何を見ているかと言えば映画がメインであとはニュースとドラマです。そんな中、選タクシー という番組があります。 リアルタイムでは見たことが無かったので…

世間虚仮 唯仏是真

今は新型コロナのために世の中が揺れ動いています。 生き残るためにどうするのかあらゆる団体が対策を練っています。 中には火事場泥棒のような商売をしている人たちもあります。 一方で儲かって仕方ない会社もあります。 当然、反対の人たちも多くいます。 …

アンコール・ワット

数年前の事ですがアンコール・ワットの遺跡を見に行きました。 カンボジアにある仏教遺跡なのですが、ヒンズー教も混じった遺跡になっています。 カンボジアでは、憲法で国教が仏教(上座部仏教)と定められており、人口の大半を占める約98%が仏教を信仰して…