とくよしみねの「なぜ生きる」

「私はなぜ生きるのか、何のために生まれてきたのか、どこに向かっているのか、そして、どう生きるべきなのか」これらの問題について仏教および浄土真宗を基に気ままに思いつくまま書きます。  mail:aim_in_life(アットマーク)hotmail.co.jp

今日褒めて明日悪く言う人の口 泣くも笑うも嘘の世の中

今日褒めて明日悪く言う人の口 泣くも笑うも嘘の世の中
 

この歌は、一休禅師の歌です。
一休禅師はこのほかにも沢山の歌を詩っています。

我こそは屁たれ坊主よ芋食うて 仏(ぶっ)と消えなん身こそ安けれ


世の中は食うて稼いで寝て起きて さてそのあとは死ぬるばかりぞ


一切の衆生と仏へだてなし 隔つるものは迷い一念


鬼という恐ろしものはどこにある 邪見な人の胸に住むなり


門松は冥途の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし


袈裟が有り難く見えるのは、在家の他力本願


女をば 法の御蔵と 云うぞ実に 釈迦も達磨も ひょいひょいと生む

 

他にも沢山の歌を書いています。
なかなか微妙な歌もあります。
本当に自由な人だったんですね。

個人的には、「 今日褒めて明日悪く言う人の口 泣くも笑うも嘘の世の中」を読んであらためて本当だなと思っています。
自分を振り返って、自分に都合のいい人は持ち上げて、自分に都合の悪い人はけなし、
どうでもいい人はほったらかしです。
それを瞬時のうちに行い何も反省もしません。
それどころか悪く言っていた人が自分に良くしてくれればとたんにいい人に早変わりします。
煩悩具足の凡夫そのものです。
仏語に虚妄無しですね。(一休禅師の言葉を仏語に思っています)

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏