とくよしみねの「なぜ生きる」

「私はなぜ生きるのか、何のために生まれてきたのか、どこに向かっているのか、そして、どう生きるべきなのか」これらの問題について仏教および浄土真宗を基に気ままに思いつくまま書きます。  mail:aim_in_life(アットマーク)hotmail.co.jp

宝珠さんの退会の記録 (1)

皆様、お待たせしました。

「宝珠さんの退会の記録」です。

何度も何度も読んでいただきたいと思います。

文字の間にある思いは書き切れないほどあると思います。

皆様、それぞれ味わっていただきたいと思います。

今回はあさ川進さんの「あさ川進の、宗教と私」のブログにも同時に公開しております。

ご感想等ありましたらよろしくお願いします。

 

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宝珠

第1部

今年の8月、親鸞会を退会しました。

約30年前の学生の頃、本当の仏教、親鸞聖人の教えには、死が来ても崩れない幸福、後生の一大事の解決が説かれている、の言葉に感動して入会しました。

規律や時間に厳しい軍隊のような合宿に驚きましたが、

因果の道理や阿弥陀仏の本願など聞いたことのない話で

これこそ真実の宗教だと確信し、少しずつ聴聞するようになりました。

長い間いろいろなことがありました。

聞いても聞いても求まらない。

カスの時間とカスの身体で聞いてるから救われないのだ。と言われて、欲いっぱいの自分が悪い、真剣に聞いていないから信心決定できないのだと反省していました。

今年に入って顕正戦が始まりました。

毎年の入会者の5~6倍の人数を半年で達成するというのです。

数の大きさにひるみましたが、広く多くの人に知ってもらうのが目的です。

仏教を聞きたいという気持ちさえあれば、高森先生とのご縁が無くても構いません。

入会退会自由。寺と縁を切る必要なし。

いろいろなサークル活動などを催して、誘って仲良くなるところから始めましょう。

但し入学金5万円。

親鸞聖人の教えを多くの人に知ってもらうには良いことと思って活動に参加しました。

ダミーの社会人サークルを作って東洋心理学講座とか、異業種交流会、飲み会などを開きます。参加人数が少ないと新しい人が警戒して帰ってしまうので、サクラが欲しいといわれ、いわれるままに参加しました。

最初は明るい雰囲気でよかったのですが、

6月下旬頃から支部毎の達成率ランキングの連絡が来るようになりました。

その頃から、一度もご縁になかった家族の方の入会が増えたのです。

腑に落ちない気もしましたが、それがご縁で聞いていかれたら良いと思っていました。

7月に入る頃にはFacebookや役員メールは、いつ誰に入会勧めるかとか、誰が入会したとかの情報や報告でいっぱいになっていました。

信心決定することが目的なのに顕正目標達成することが目的になっているようです。

そして支部長から入会希望している人がいるが、入学金が不足して入学できないからカンパしてもらえないか、と頼まれました。

高い入学金は、その人が本当に仏教を聞く気があるか試すものだと理解していました。

仏法を尊く、真面目に聞き求めようと思うからこそ出されるお金だと思っていました。

それをなぜ他人の私が払うのか。

おかしいとは思いましたが、皆目標達成に必死になっているから

協力しようとお金の一部をだしました。

けれど、怒りと疑問の心が湧き上がります。

その時、ふっとした事で『さよなら親鸞会』を見ました。

長年、会に対して疑問や不満がありましたが、納得のいく答えが書かれてあるのです。

元講師の嶋田久義さんの『私の白道』も読みました。

大沼法竜師や伊藤康善師の本を盗作して、会報や100の花束を書いていたとは衝撃でした。

高森先生は「言動はきちんとしなさい。いくら真実を説いても、言動がいいかげんだと

誰も信用しない」と仰っていたのに。

「弥陀の本願に値うには、19、20、18願と進みなさい。

19願に従って善を一生懸命やりなさい。

うぬぼれが強い凡夫は善が出来ないことがわかりません。

ちょうど、小さい子供がお母さんから瀬戸物を持たせてもらって初めて持てないことに気がつくように、やってはじめて善が出来ない者と知らされて真実知らされるのですよ。」

と聞いていました。

このころ私の心は善が出来ないと悩んでいましたが、20、18願に進んだ実感もありませんでした。修善の次は念仏のはずですが、念仏称える気持ちがありません。

真実とは善が出来ない自分という意味か、18願のことなのか。

どうしたらよいのかわからなくなってきました。

批判サイトでは『三願転入は間違い』といわれているけれど、

それは正しいのでなかろうか。

 

顕正戦は目標達成で無事終わりました。

今度の報恩講は大きな参詣目標になるだろうと思っていました。

8月に新たに顕正目標が発表されました。

今年12月までに7月までの人数と同じ分を顕正せよというのです。

皆必死に活動してやっとやっと目標達成したけれど、二千畳に参詣していない人は多いから、これからお育てしていくと思っていたのに。

また顕正戦となれば、育成やお誘いをする暇などあるのだろうか。

蓮如上人御一代聞書の

『一宗の繁昌と申すは、人の多く集まり威の大なる事にてはなく候、一人たりとも人の信を取るが、一宗の繁昌に候。』

のお言葉に反するでないのか。

 

主人は学生部からの会員で、義父母も会員です。

批判サイトを見たとき彼に悩みや疑問を打ち明けましたが理解して貰えませんでした。

サイトには、本願寺や華光会で仏法聞いて信心決定した体験が多くあがっています。

高森先生以外に真実説く方はおられるのでないか?

親鸞会を辞めて他で聞いてみたい、という気持ちが出てきました。

悩みがますます深くなっていきます。

けれど主人は分かってくれないし、義父母との人間関係を考えると我慢して会にいたほうが良いだろうか?

何のために仏法を聞いてきたのかよく考えました。

結婚前、両親に親鸞会を続けるなら家を出て行けと言われて内緒で求めてきたこと。

正本堂建立のときは、病で死期が近い父がいることを知ると

遺産金が入るだろうからその分も御報謝するように勧められて、

勝手に父を亡き者のされて悲しかったこと。

子供を遠方聴聞に連れ回したために、具合が悪くなったこと。

それらを耐えてきたのは、すべて後生の一大事の解決のためです。

私の人生は、私の物です。

正しいと思う道を進もう。

家族に分かってもらえなくてもいい。

主人と離婚することになってもいい。

独りで経済的にやっていく自信などまるでないけれど、

それでのたれ死んでもいい。

後生の一大事の解決はそういうものでしょう。

支部長に名号本尊とバッジ、名札を返して退会の旨をつたえました。

親鸞会を辞めた後は、さわやかなすがすがしい気持ちでした。

また、これから一人で求めていけるのか心細く不安でした。

それまでは決められた行事に参詣するだけで、それが正しいか否か考えることなどなかったのです。

批判サイトを読んでいると、『私の白道』の嶋田さんが勉強会を開いていることを知りました。

不安の心のまま、8月末に嶋田さんの勉強会に参加しました。

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以下は、RCさんから勉強会のご案内です。

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次回 第6回目の勉強会のお知らせをさせていただきます。

テーマ:「聞其名号」 南無阿弥陀仏を聞くとはどんなことか。

日時:11月29日  9時から16時位です。

場所:埼玉県の公共施設

(今回は、今までの所と違う場所です。これまでご参加されている皆さんには、後日 正確な場所をメールで、お知らせいたします。)

新しく参加希望の方は、私に メールでお知らせください。

正確な場所や交通手段のご案内をさせていただきます。

私の メールアドレスは、  rokujinotsudoi アットマークyahoo.co.jp  (アットマークは、 @ に変えて下さい。) 

あなたのご参加を  あみだ様とともに、心よりお待ちしています。

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まずは、第1部でした。第2部は、しばらくお待ちください。