とくよしみねの「なぜ生きる」

「私はなぜ生きるのか、何のために生まれてきたのか、どこに向かっているのか、そして、どう生きるべきなのか」これらの問題について仏教および浄土真宗を基に気ままに思いつくまま書きます。  mail:aim_in_life(アットマーク)hotmail.co.jp

2021-01-01から1年間の記事一覧

善知識とは

善知識という言葉があります。 正しい道を教えてくださる知識のことであり善友とも言われます。 また、反対に間違った道に導くものを悪知識と言います。 当たり前ですが正しい道とは仏教で言う悟りに導くための道であります。 悟りとは、これも簡単に説明で…

今、臨終の人に何と声をかける?

今、臨終を迎えようとしている人に何と声をかけるか。 ちょっと考えてみます。キリスト教やイスラム教はどうでしょう? 「アーメン」でしょうか?「アッラー」でしょうか? その言葉で救われていくのでしょうか。 神をアッラーを「信じなさい」と言われてい…

選挙

この10月31日、衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官国民審査がありました。 選挙結果は、自由民主党が単独過半数を獲得しました。 選挙は我々有権者が国の行く末を国会議員に付託するものです。 いわばお任せする訳です。 自分では出来ないことを国会議員にお…

ガイロク(街録)

youtubeで最近ガイロクchというチャンネルが人気のようです。 NHKでガイロクという番組がありますが、それのもっと赤裸々なものです。 とてつもなく悲惨な人も多く出ています。 自ら望んだわけでもないのに生まれ落ちたところがそういう所だっただけと片付…

死ぬる時節には、死ぬがよく候

武漢コロナが変異してさらに猛威を振るっています。 連日、マスコミはコロナ対策の杜撰さを指摘し、政権の足を引っ張ろうとしています。 しかし、コロナによる死者は少なく、ほとんどが軽症のため若者は暗にコロナを無視しているようにも思います。 一部の心…

長者窮子の譬え

今回は、S会でも昔はよく話された「長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の譬え」について書きたいと思います。まずは根拠聖典である法華経から引文します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・要約法華経信解品(しんげほん)第四 そのとき、…

群盲象をなでる

「群盲象をなでる」と言われるお言葉があります。 仏教経典だけでなく他の宗教でも扱われています。 簡単に書きます。 あるところに多くの目の不自由な方がいました。 その人たちが象をなでてその姿について話しています。 象の牙をなで「象は杵のようなもの…

南無阿弥陀仏のお徳は分かるものではない

どうも最近の世の中はお念仏(阿弥陀様)のお徳についてあまり評価していないような気がしてなりません。 称名念仏の軽視や大行(阿弥陀様の行あるいは諸仏の行である称名)も働きを限定的に考えているような気がします。 お念仏の軽視については、高森顕徹…

自分の心の壁を乗り越える

宗教をやっていて思うのは、現代はあまりに偏見に満ちているということです。 カルト宗教と呼ばれるものだけでなく既存の宗教についても無批判に受け入れ信じている姿は愚か者に見えるのでしょう。 宗教に頼っている人は弱い人であり、また、愚か者という印…

新年度

失礼しました。 書きかけの記事が何故かアップされました。 ご容赦下さい。さて、仕事や学校の関係か日本の制度か4月は新しい年度の始まりとして気分が一心されます。 残念なことに武漢コロナも相変わらず消えることなく、今後はこの忌まわしいウィルスとの…

東日本大震災

2011年3月11日 この日は本当に大変な日でした。 大きな地震に加え津波、その後、福島第一原子力発電所の爆発事故による放射能汚染被害が発生しました。 この地震と津波により多くの命がなくなりました。 中でも大川小学校の児童と先生のほとんどが津波にのみ…

梵天勧請(ぼんてんかんじょう)

お釈迦様はお悟りを開かれた後、しばらく悟りの境地を楽しまれました。 そして、この悟りの内容は迷いの世界にいる衆生にとても信じられるものではないと思われ、解脱(涅槃)に入ろうとされました。 私には全く自覚がありませんが、それほど私達に絶望された…

原理主義

原理主義という言葉があります。 「ファンダメンタリズム」と言い、もともとアメリカ合衆国の保守的プロテスタント派が1920年代に使用したキリスト教の神学用語です。 今日、「原理主義」という言葉はマスメディア等において広く流通しており、宗教学や社会…

自分の死は常に遠い

新型コロナが原因で私の回りの人で病気を異常に怖れてほとんど外出しない人もいます。 病気になって酷くなって死んでしまうかもと思っているのでしょう。 緊急事態宣言が出る前は町中に普通に人がいたのですが、再度の宣言により今はやはり少なくなりました…

厳粛な事実

新年を迎え、今年も命のある限りよろしくお願いします。さて、この世の中の事実とは何か。 私のこの濁った二つの眼で見ているものが本当の事実なのか。 二つの眼は事実を正確に把握することが出来るのか。一体事実とは何か。 もともとはラテン語からで、「神…