大音響流十方のお言葉は大無量寿経の中にあり、浄土真宗では讃仏偈として讃えられています。
そこには、正覚大音響流十方(正覚の大音、響き十方に流る)と法蔵菩薩様が世自在王仏様を讃え、新たに誓うのです。
仏様の悟りのお声は、十方微塵の世界に響き渡っています。
そして衆生を救わんと無限の仏様方が活躍をされているのです。
「南無阿弥陀仏」は大音で十方微塵世界に響き渡っています。
それは今も、今からもずっとです。
光明無量、寿命無量がその南無阿弥陀仏に込められています。
だから私が救われるのです。
私が手を出す必要が無いのです。
私の手垢の付かない南無阿弥陀仏は、私の本性をあぶり出し、その私をそのままお浄土に連れて行くぞの呼び声なのです。
どれだけ否定しようが阿弥陀様は私を救わずにおれないのです。
どうか救わせてくれと手を付いて私にお願いされるのです。
このボンクラの私に。