とくよしみねの「なぜ生きる」

「私はなぜ生きるのか、何のために生まれてきたのか、どこに向かっているのか、そして、どう生きるべきなのか」これらの問題について仏教および浄土真宗を基に気ままに思いつくまま書きます。  mail:aim_in_life(アットマーク)hotmail.co.jp

生死の一大事よりロシアや中国の方が怖い!?

ロシアがウクライナを2月24日から攻撃しています。
大々的な戦争が始まっています。
多くの人も既に亡くなっています。
どうしてこんなことが起きるのか。
プーチン大統領一人が悪いのか。

全ての物事は縁起の法によって引き起こされます。
そこに人の意思が加わっているのかどうなのか私にはよく分かりませんが、間違いなくプーチン大統領の煩悩は活発に働いていることでしょう。

そう思うに付けても人間はいつ死ぬかもしれないのにロシアや中国がいつ襲ってくるのかの方がより不安です。

明日をもしれない命なのにそれよりも戦争の恐怖を先に考えるのは迷っている証拠です。
しかし、どうしてもそう思ってしまうのです。
それが人間だと言われればそれまででしょうが、どうしてそう思ってしまうのか。
本当に迷いのまっただ中の人生です。
むしろその事に疑問を持つ私達仏教徒の方が極少数派なのでしょう。

ロシアは北海道に攻め込むかもしれません。
北海道の漁業関係者は拿捕される恐れがあります。
中国は台湾を攻めながら沖縄に攻撃してくるかもしれません。
日本の自衛隊が頑張っても大量の武器と兵隊で攻めてきたらひとたまりもありません。
当然アメリカに頼りますがまずは日本が頑張ってロシアや中国の攻撃を防がなければなりません。
当たり前ですがヨーロッパ諸国が日本に軍隊を派遣して守ってくれるわけがありません。

政治の事を話すのは本意ではありませんが、ことこの後に及んでは考えざるをえません。

しかしです。
仏教的に考えるとどうでしょう。
お釈迦様の民族、釈迦族は滅ぼされました。
日本も抵抗しなければロシアや中国に滅ぼされて民族は抹殺されるでしょう。
それも宿業と受け止めて家族や親戚が殺されたりしていくのを黙って見ているのでしょうか。

このことを考えるに付け信長の本願寺との戦争、石山戦争を思い起こします。
仏教を守るための戦争に荷担するのか逃げるのか。
皆さんならどうしますか。
石山戦争は結局日本人同士の争いですので最後は門徒虐殺ということは起こりませんでした。
しかし、ロシア人や中国人は民族が異なります。
ロシアとは日露戦争、中国とは日中戦争を日本はしています。
負けたらどうなるのでしょう。

私はだまって奴隷になるのは嫌です。
欲しいのは安心と安全です。
そのためには他国から攻められない準備が必要と思います。
日本の軍備を増強することによって他国からの攻撃を牽制することが出来ると思います。
必要悪だと思いますがそうしなければ自国の民族を守ることが出来ないと思うのです。

ウクライナの歴史を見ると本当に悲惨です。
ソビエトによってホロコーストまがいの虐殺や兵糧攻めによる餓死、ホロドモールが起きています。
まるでユダヤ人の様に迫害を受けています。

日本は幸いにも島国で他国からの侵略戦争は多くありませんでした。
しかし、これだけ兵器の進歩が進んだ今、あっという間に日本が侵略される可能性が出てきました。
大乗相応の地と言われた親鸞聖人のお言葉を守るためにもこれからの日本の在り方を考える時期に来ていると思います。

阿弥陀様のみ教えが末永く続く日本であって欲しいと思っています。

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏